lotus column 毎自作是念 by Shuju
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 日蓮宗のお寺では、本堂のお釈迦様が合掌されているお姿が多い。普通、合掌は自分より偉い方にするもので、一番偉いはずのお釈迦様がなぜ合掌されているのだろうか。

 また、法華経を信じてお題目を唱えるとは言うものの、法華経の何を信じるというのだろうか。漠然としてイマイチ意味がわからない。

 日蓮聖人は「お経の中で一番大事なのは法華経。法華経で一番大事なのは如来寿量品。寿量品で一番大事なのは、最後の『毎自作是念』の悲願である」とおっしゃる。これこそ、お釈迦様による「あなたたち凡夫を仏にしてやろう」という誓いのお言葉だ。

 このお釈迦様とは、インドに現れた歴史上の仏様ではなく、始めも終わりも無い永遠の生命を持ち、宇宙に遍満しておられる久遠実成の本師・釈迦牟尼仏のこと。少し難しい話だが、法華経を信じるということは、久遠の釈迦牟尼仏の存在を信じて「毎自作是念」の悲願の成就を信じることであり、その表明が「南無妙法蓮華経」を唱えることである。

 南無とは信じ切ることだ。本堂のお釈迦様は、私たちを仏にしようと、合掌のお姿で今も念じておられる。

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