開目の章 |第17回「お釈迦さまの使者」 by Taiko

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 私たちにとって、日蓮聖人とはどのような存在なのでしょう。鎌倉時代の名僧、あるいは単に「一宗の開祖」なのでしょうか。

 日蓮聖人ご自身は「日蓮は何(いずれ)の宗の元祖にもあらず、又末葉にもあらず」とおっしゃっています。つまり、一宗一派の開祖ではなく、また諸宗学匠の流れを汲む末葉に属する存在でもないということです。よって、日蓮聖人を師と仰ぐ場合は、ここに注意しなければなりません。

 当時のご信者であった四条金吾は「日蓮聖人は御経にとかれてましますが如くば、久成如来(くじょうにょらい)の御使(おんつかい)、上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)の垂迹(すいしゃく)、法華本門の行者、後五百歳の大導師にて御座候聖人」と、日蓮聖人を讃歎されています。

 法華経に説かれている通りなら、日蓮聖人は久遠実成(くおんじつじょう=久遠という始めの無い過去から悟っておられる本仏)のお釈迦さまの使者であり、上行菩薩(本仏より末法時代の教化の全権を委任された本弟子の代表)の再来であり、法華本門の行者であり、末法の始めに出現された大導師であるというのです。

 鎌倉時代の名僧として、また一宗一派の開祖として日蓮聖人を認めるのはたやすいことです。しかし肝心なことは、末法の世に妙法蓮華経を広めるべく、永遠の命を持つお釈迦さまより遣わされた上行菩薩のお仕事を、お題目をもって経文通りにまっとうされた方が、日蓮聖人その人だということです。

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