観心の章 |第21回「法師の功徳」 by Ryue

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 お釈迦さまは、法華経を受持(じゅじ)・読(どく)・誦(じゅ)・解説(げせつ)・書写する五種法師(ごしゅほっし)の修行で得る功徳(くどく)を明らかにされます。

「もし人々が、この法華経の教えを心から深く信じ、その信仰をずっと受け持ち続けようと精進(しょうじん)すれば、どれほどの功徳を得るであろうか。

 例えばこの経文を読み、唱え、自分の理解したところを他の人々に説明したり、または書き写すことで、この法華経が世の人にあまねく広まるよう修行するならば、その人は眼・耳・鼻・舌・身・意の六根(ろっこん)が清浄(しょうじょう)になる功徳を得る。そして世間のあらゆる姿、在り方の本質を見極める自由自在の力が備わるのだ。

 もし意根清浄を得たなら、法華経の一偈(いちげ)一句だけを聴いたとしても、限りなく深い意味を体得できる。そして教えを理解し、たとえ少しの文句でも説いたなら、それは仏の正しい教えに適(かな)ったものとなる。

 さらに、倫理・道徳・教育について説いたとしても、政治・経済について話をしても、すべて仏の正しい教えに一致したものとなる。そればかりか、その人がまだ完全無欠の仏の境地に達していなくても、意根清浄なることによって、思うことや語る内容はすべて仏の教えであり、真実に反するものは無いのである」

 このように、法華経の教えをそのまま受け入れて信じきったならば、六根に素晴らしい功徳を得るとお示し下さいました。それは、私たちがお釈迦さま同様の智恵をもって、人に教えをお伝えできるということでもあるのです。

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