小坊主のつぶやき |
暑さ寒さも彼岸まで。春の彼岸を過ぎますと、ストーブを片付ける日も、もう目の前です。 寒い冬の日、北風ヒューヒューの屋外から、ストーブの真っ赤に燃えている部屋に入った時のありがたさ!わずかトビラ一枚を隔(へだ)てて、冬が春に変わります。 当たり前すぎる話ですが、ストーブの燃える温度は、心地よい部屋の温度の何十倍にもなります。法華経の信仰によって、多くの人たちの心を暖かな心地よい部屋のようにするためには、指導者たる僧侶は、当然真っ赤に燃えるストーブとしての役目を担うことになります。 法華経(ほけきょう)の信仰に生きようとする人たちの指導者として恥ずかしくない姿、そして何倍もの熱烈なる信仰。 ストーブを片付ける季節を前に、自戒(じかい)の念をこめて。 |