小坊主のつぶやき |
毎年の事ながら、小林幸子の衣装は凄すぎる。大晦日と言えば「紅白歌合戦」がお茶の間の定番(最近は違っているかも)。しかし私は十年以上、紅白を最後まで見た記憶がない。除夜(じょや)の鐘(かね)をついているから。 ご存知の方も多いだろうが、鐘をつくこの数は仏教の「百八煩悩(ぼんのう)」に由来している。また、これはあまり知られていないが、釣り鐘の本体上部には25個ずつ4カ所、2個ずつ4箇所、計108個のイボが付けられている。 釣り鐘の音は、人間の仏性(ぶっしょう)を揺り動かす力が有るとされ、その音色は日本古来の音階である「十二律(じゅうにりつ)」の中の「黄鐘(おうしょう)調」をもって最高される。もし鋳造(ちゅうぞう)した際にこの音が出なかった場合は、銅の配合などを加減し、繰り返し改鋳(かいちゅう)して作りあげるそうだ。 ちなみに自坊の鐘は室町時代の作で、メッチャえ〜音がする。一度つきに来て〜!でも、割ったら弁償(ローン可)。 |