小坊主のつぶやき |
鬼母に鬼嫁・鬼姑。マスコミでもたまに耳にする言葉だ。ご存じ『渡る世間は鬼ばかり』は高視聴率の長寿ドラマで、ハッピーエンドとは対照的なイライラする展開に、私もついつい見入ってしまう。 世間といえば、仏教では私たちの住むこの世界を器に見立てて「器世間(きせけん)」と呼び、そこに住むすべての生命を「衆生世間(しゅじょうせけん)」と呼ぶ。 それにしても、「渡る世間に鬼はなし」とは世間=社会=他人を信頼した上で成り立つ「ことわざ」だが、現代では通じなくなってきたようだ。鬼が登場するのはテレビドラマと日本昔話だけにして、早く「渡る世間は仏ばかり」の世の中になって欲しいものだ。 ところで、今日は嫁も子供を連れて実家に帰っている。私も鬼の居ぬ間に……? |