のほほん評判記 ブッタとシッタカブッタ by Chijo

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UFO通信

のほほん評判記

image 著者/小泉吉宏
発行/メディアファクトリー
価格/各998円

 キリスト教じゃあ神様が人間を創ったことになってるらしいけど、だいたい全知全能の神様ともあろう方が、何でもっと巧(うま)く人間を創れなかったのだろうか。だって完璧な人にはまったくお目にかかったことがないばかりか「この人は一体何のために生きているんだろう」と、ついつい考えさせられてしまうような人ばかりが目に付くのだから。

 でも「人間は神の楽園を追われた落伍者(らくごしゃ)」という罪悪感や「自分は神様になんかなれないし及びもつかない」という劣等感を思い切ってとっぱらった時、意外や「それでもこの世は本当に良くできている」と思えるようになる。だってみな完璧じゃないにしろ、他人との関わりからは「何かみーんな微妙に違うね」とか「ああいう生き方をしたいな」とか「自分もああならないよう注意しよう」などと感じとることができるわけだから。そうすると、まるで他人と出会うってことは「自分の欠点を補い、人間的に成長するための行為」とも考えられやしないだろうか。いや、ひょっとしたら、自分が人生において出会う人すべてが、目に見えない大きな力によって選ばれ、派遣(はけん)された人たちなのでは!私たち一人一人を互いに成長させ、平和で穏やかな世界を創るために……。なーんて考えると、やっぱり神様っているのかねぇ。

 さて、今回ご紹介する本はマンガです。あまりにも本を読まなくなってしまった世代が増えてきたので、読者の皆様のお子さん・お孫さん、或いは息子のお嫁さんへのプレゼントという意味も含めてご紹介しました。続編『ブッタとシッタカブッタ2―そのまんまでいいよ』『ブッタとシッタカブッタ3―なぁんでもないよ』とあわせて読んでみて下さい。

 同じ本を読んだりお話を聞くにしても、その人にとってタイムリーな時期というのもやはりあるものでしょう。人間悩み多き時こそ、吸収するものや気づくことが多いってのは皮肉なもんです。このマンガ読んで、心のコントロール法を身につけて下さい。

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