のほほん評判記 |が〜もん by Chijo

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のほほん評判記

image 季刊・B5版・12ページ
発行/
大阪日蓮宗青年会 が〜もん編集部
年間購読料/1,000円

 以前このコーナーで「売れている本はその時代を反映している」と書いたが、ひとたびある本が売れると、それに追従(ついじゅう)して同じ分野の本がまた増えること増えること!まったく商業主義っていうか、節操(せっそう)がないっていうか…。

 当初は家族や仕事上の対人関係などの悩みに答える本を中心に紹介していたが、いまやその類もネズミ並みの勢いで増えている。しかも差別化を図る意味もあってか、写真付きの詩集や絵本、それにマンガと、実にバリエーションも豊富だ。そうなるとコチラも、すべてを読んでから一つを紹介するのは少々面倒になった。

「そんなこと言わずに、竹村健一の手帳みたいに『僕なんかコレだけですよ、コレだけ』(古い!)と人にすすめることのできるやつを一つだけ紹介してくれ」

 おお、聞こえてきた聞こえてきた、そんな読者の声が……。ようがす、紹介しましょう。本屋に行って山のような本を探らなくとも、自宅にいながら安く買え、気軽に読めるページ数と内容で、しかも実生活に仏教を生かすために役立つ「コレだけ!」を。

 お釈迦(しゃか)さまがこの世から姿を消される直前まで、じっくりと八年もかけてお説きになった法華経という教えは、お釈迦さま自身が「私がこの世を去った後は、迷わずにこの教えだけをより所にして生きていきなさい」とおっしゃっているように、まさしく仏さまの「コレだけ!」で、仏教そのものとも言える。そして、この法華経の最も始めに述べられる経文「如是我聞(にょーぜーがーもん」」とは「私はこのようにお釈迦さまから聞きました」という意味で、お経を編纂(へんさん)する時に一文一句たりともお教えと違わぬようにとの気持ちが込められた、謙虚でひたむきな言葉なのだ。

 この経文の読音から名付けられた「が〜もん」という冊子。ぜひ若い世代も含め、家族みんなで読んでほしい。

※ご購読希望の方は郵便振込用紙に「新規」と書いて下記口座へ購読料をお振込下さい/が〜もん編集部 00930-6-141303

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