のほほん評判記 |月的生活 by Kaijo

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のほほん評判記

image 著者/志賀勝
発行/新曜社
価格/1,890円

 日頃から暦について興味はありましたが、旧暦は約一月遅れで巡っている、という漠然とした認識だけで過ごしてきました。反省しています。旧暦を学ぶ上で、専門用語(十二支、十干、二十四節気など)の字面が難しく、また太陽暦と太陰暦の時間進行のシステムの違いによって、混乱しやすいからかもしれません。

 太陰暦の一ヶ月は、正しく月の満ち欠けの一巡で約二十九日。太陽の運行との誤差を修正するため、二、三年に一度「閏月」が設けられます。この点を正しく理解すれば、我々が現在使用している暦が、ダブルスタンダードになっていることに気付かれると思います。

 明治五年の暦の改正以前の文書にある日付はすべて太陰暦ですから、太陽暦との誤差は平均で一月、閏月をはさんで最小半月、最大で一月半くらいにはなります。例えば日蓮聖人のご入滅は十月十三日ですが、太陰暦で言えば、太陽暦の十一月初旬にあたる年もあれば下旬に相当する年もある訳で、ややこしいと言えばこれくらいややこしい事はありません。何しろ毎年御命日が変わる訳ですから……。

 スッキリされたい方は本書をどうぞ。《月ごよみ》に関する専門的なことから、季節ごと行事などを分かりやすく紹介しています。

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