開目の章 |第13回「未来までも流布すべし」 by Taiko

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「日蓮が慈悲広大ならば、南無妙法蓮華経は万年のほか未来までも流布(るふ)すべし」

 日蓮聖人が、身延山でお認めになられた『報恩抄(ほうおんじょう)』の一節です。そのお言葉通り、今もなお、そのみ教えは広く世の人々に伝わっています。

 それは、多勢のお弟子やご信者が、大聖人の論文やお手紙の類(たぐい)を大切に保管し、後世に引き継いでこられたからであり、そのお陰で私たちも教えを学ぶことができるのです。

 これら書簡は「御遺文(ごいぶん)」と呼ばれ、現在その数は四百三十余篇に及び、さらに断簡(だんかん=断片)も含めると八百に近い御遺文が現存しています。そして、その大半は身延山で認(したた)められたものなのです。

 周知の通り日蓮聖人のご生涯は、立教開宗(三十二歳)以降、身延山ご入山(五十三歳)まで法難に次ぐ法難の生活で、「日蓮は日本六十六箇国・島二つの内に、五尺に足らざる身を一つ置く処なく候しが」といわれたほどでした。

 しかし、み教えを「未来までも流布」させるためには、お弟子やご信者の教育が必須となります。「旁(かたがた)存ずる旨(むね)あり」と身延に入山された大聖人ですが、その理由の一つは、お弟子・ご信者の教化(きょうけ)育成だったのです。

 平成の今、私たちは日蓮聖人のお声を直に聞くことはできません。しかしながら、大聖人がお認めになられた多くの論文やお手紙等を拝することによって、大聖人の声を聞き、教えに接することができるのです。

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