観心の章 |第13回「この経は持(たも)ち難し」 by Ryue

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 お釈迦さまは、大勢の菩薩たちを前にして「法華経に説く教えを心に信じて身に行い、世間に広めることがどんなに困難であっても、決して退いてはならない」と力強く申されました。

 そして、教えのままに生きることがどんなに貴く、喜びに満ちたものかを、次のように説かれたのです。

「法華経の教えを信じて持ち続け、実行することは容易ではない。ただ法華経を読むだけではなく、少しの間でも教えを信じ、その身に実行する者がいたなら、私や諸々の仏も心から歓喜するであろう。

 人のために自分を忘れることほど、勇ましいことはない。大慈悲の心を持って、すべての人を救うことのみを目的とし、真っ直ぐに道を進むことが、本当の意味での勇猛(ゆうみょう)であり精進なのだ。

 そのような道を歩む者は、衣・食・住にわたって少欲知足(しょうよくちそく)を実践する「頭陀(ずだ)の行」を修行するに等しく、たちどころに仏に成る道を得ることができる。その者こそ真に仏の弟子であり、一切の迷いが無く、純粋かつ申し分のない、善い心持ちで安住(あんじゅう)する者と言えよう。

 仏が入滅した後に、法華経の教えを理解し広める者は、天の神々や世間の人々の眼となる者だ。ことに正しい教えに耳を傾けず、それどころか法華経を信じる人を誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)する者が多くはびこる時代において、少しの間でも教えのままに説く者がいたなら、天の神々はその喜びを力とし、こぞって守護するであろう」

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