観心の章 |第8回「お釈迦さまの約束」 by Ryue

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 「授記(じゅき)」というのは、未来に必ず悟りを開いて仏に成ることをお釈迦さまが予言し、保証することです。例えば迦葉尊者(かしょうそんじゃ)に対しては、このように授記を与えられました。

「我が弟子・大迦葉(だいかしょう)は、未来世において一切の人を救うという心持ちを失わないようにして、非常に多くの仏さまにお仕えし、その仏さまを供養し敬い重んじ、仏さまの徳を讃歎(さんたん)申し上げ、その貴い教えを世の中に広め、たくさんの人々を導くことに努力をした時、光明如来(こうみょうにょらい)という名の仏に成ることができる」

 そして仏さまの国は「光徳(こうとく)」、時代は「大荘厳(だいしょうごん)」と名付けられ、非常に美しく、汚れたものは何もないと説明されるのです。その大地は平らかで瑠璃(るり)から成り、美しい樹木が並び、黄金の縄で境を仕切られた道が通じ、天からは宝の花びらが降り、すべてが清らかであると……。

 また、その国には仏さまの教えを聞いて実行する菩薩がたくさんおり、無数の声聞(しょうもん=仏さまの弟子)たちが仏道修行に励んでいると説明されました。そして魔事(まじ)すなわち仏さまの教えの妨(さまた)げとなるものはなく、悪魔やその仲間のような者がいたとしても、この国では教えに帰依(きえ)し、結局は仏さまの教えを護って、教えが広まるよう力を添えることになるだろうとおっしゃったのです。

 さらに他の須菩提(しゅぼだい)・迦栴延(かせんねん)・目連(もくれん)に対しても「多くの仏さまを供養し、教えを広めて菩薩の修行を続けていけば、未来には必ず仏に成るであろう」と授記を与えられました。

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