観心の章 |第15回「菩薩たちの誓い」 by Ryue

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 その時、八十万億那由他(はちじゅうまんのくなゆた)という非常に大勢の数の、しかも徳の勝れた菩薩たちが、お釈迦さまの前で一心に合掌し、悪世である未来においてこの法華経を人々に説き広めることを誓いました。

「仏さまが入滅された後の険悪な世の中において、法華経を広める者は、世間の人々から悪口を言われたり罵(ののし)られたり、刀や杖で打たれても、瞋恚(しんに=怒りの心)を持つことなく耐え忍びます。

 また、出家をしている者が、邪(よこしま)な知恵と諂(へつら)う心から、真実の仏法を極めてもいないのに自分の考えに執着し、法華経を広める者に迫害を加えてきます。あるいは、世間の人々から尊敬される地位にいる高僧が、自分の利益を貪(むさぼ)り、悪心を抱いて権力者等に取り入って、法華経を広める者に迫害を加えてきます。

 私たちは、そういう者たちからいかなる迫害を受けようとも、仏を敬い信じる心から、忍辱(にんにく)の鎧(よろい)を身につけて耐え忍ぶことができます。法華経を世の人々のために説き広め、すべての人を救うという大きな目的を達するために、私たちはこの難事をすべて忍んで進みます。なぜなら私たちは世尊(せそん)の使いであるから、畏(おそ)れることなく全力を注いで法を説いていくのです。どうか我々がこの教えを広めることをお許し願います」

 お釈迦さまはこれを黙って聞いておられましたが、この勧持品(かんじほん)においては、お釈迦さまの滅後に法華経を広める困難さと、如来の使いとなるための覚悟が明示されたのです。

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